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本場結城紬研修

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こんにちは。スタッフの渡邊です。

先日、茨城県結城市にある奥順株式会社さんの敷地内にあるつむぎの館に研修に行ってきました。

本場結城紬が出来るまでの工程や歴史、実際の工房での作業などを見学しました。

重要無形文化財に指定されている「糸つむぎ・絣くくり・地機織り」の三工程の中でも、絣くくりには驚きました。

特殊方眼紙に設計されたデザインを元に墨で目印を付けその箇所を綿糸で括る作業は細かく、絣括りだけで、

最低3ヶ月くらいかかるそうです。

作業も力加減が変わってしまう為、複数で交代でやらず、1人で最後までくくるそうです。

糸つむぎだけでも2~3ヶ月、地機織りで2ヶ月~、三工程で半年以上かかるらしいです。

製品までの工程で約40以上、一反仕上げるのに1年以上かかるそうです。

ちなみに本場結城紬制作の工程は世界共通の財産として、2010年ユネスコ無形文化遺産に登録されたそうで

す。

繊細な手つむぎ糸を織物にする本場結城紬は、職人達の熟練した手仕事によって各工程で制作され、長年の

経験で培われた技の連携プレーで出来上がる、日本の匠達の技の結晶だと思いました。

本場結城紬をみかけたら一枚の布は多くの職人達の手によって生まれた事を思い出してみて下さい。

結城1

つむぎの館へ結城市にお出掛けの時はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

ホームページ http://www.yukitumugi.co.jp/

本場結城紬の証紙

 

東京和装専門学院 スタッフブログ  2015年10月9日 掲載

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